小山内 裕

お食事付きカジュアル面談 参加者募集(2019年7月12日開催)

システム開発、ITサービスのブックルックチームでは、お食事付きのカジュアル面談を実施いたします。
ブックルックチームへの入社を検討される方は是非気軽に参加してください!(事前予約制)

お食事付きカジュアル面談では、対等な立場でブックルックチームの代表、役員、社員らと飲食をともにし、コミュニケーションをとることができます。
「面接する人、される人」という関係ではなく、「お互いにマッチングするのか、しないのか」を楽しい時間の中で確認するための機会です。

これまで何度かカジュアル面談を社内でいたしておりましたが、テーブルを挟んで対面してしまうと、どうしても「面接する人、される人」感が拭えませんでした。
入社を希望しているのかどうかもわからないし、採用するつもりがあるのかどうかもわからない、という感じで、お互いに踏み込んだ話もし辛く、無駄な感じがしていました。

そこで、どうせやるなら楽しくやりたい!会社の本当の姿を知って、合う、合わないを考えて欲しい!という思いから、いっぱいやりながら楽しいひと時を過ごすことにしました。
参加を希望する方は、お気軽にお問い合わせください。
お問い合わせフォーム: https://corp.booklook.jp/contact.html
メールアドレス:recruit@booklook.jp
「カジュアル面談希望」と入力してください。

開催日:2019年7月12日
19:00 弊社オフィスに集合
19:30 近くの行きつけのレストランに移動

*参加費無料

10年ぶりに行ったUSJで実感、プロセス・イノベーション

USJ(ユニバーサル・スタジオ・ジャパン)について話す前に、イノベーションについての理解を確認したい。

イノベーションには、プロダクト・イノベーションと、プロセス・イノベーションの2つがある。
前者は組織が提供する製品やサービス自体の変化であり、後者は組織が提供する製品やサービスが創造され利用者のもとへ届けられる方法の変化である。

分かり易い例を出すと、プロダクト・イノベーションは、
・小型でパソコン並みの性能を備えたインターネット デバイス AppleのiPhone
・歩きながらステレオ音質の音楽を聴けるミュージックプレーヤー SonyのWalkman

プロセス・イノベーションの例は
・必要な時に必要な量の部品を発注することで在庫リスクを小さくするトヨタのカンバン方式
・顧客全員にオーダーメイド パソコンを短期間で販売した デル のダイレクト・モデル

これらイノベーションのサクセスストーリーは華やかであるが、実際にはイノベーションを起こさせることはほとんどマネージ不可能であると言われている。つまり、やろうと思ってできるものではない。

それでも競争優位を確保するためであったり、戦略上のポジションを防衛するためには圧倒的な「競合との差異」が必要である。自分の会社がやらなければ、競合企業がやる。だから先にイノベーションを起こさなければならない。

飛躍的なイノベーションこそやろうと思ってできるものではない。だからといって何もしないことは終わりを意味する。
そこで、漸進主義的なイノベーションに期待したい。

漸進主義とは、創発的にトライ・アンド・エラーを繰り返すことである。またすべてをマネジメントの決定に依存せずに、ケース・バイ・ケースで効果的な対処を目指しながら、組織の中で発生する暗黙知を形式化していくことである。
漸進主義とは、つまりイノベーションそのものなのである。

前振りが長くなってしまったが、USJ(ユニバーサル・スタジオ・ジャパン)に行って、そこで働くクルーたちが10年間かけて実行してきたプロセス・イノベーションを実感したのである。
私はUSJに何の期待もせずに行ったのであるが、その変化に何度も自分の目を疑った。けれども、何度確認してもすっかり生れ変わったUSJしかそこにはないのである。

私が初めてUSJに行った頃の話し。
2009年ごろで、日本でオープンしてから8年が経過したころだった。
みな我先に入場し、アトラクションに並び、園内を走り回っているのを多く見掛けた。
雰囲気は騒々しく「まったく差別化されていないただの遊園地」で素直に楽しめなかった。
東京ディズニーランドにある「空気」と同じものが楽しめるだろうと勝手に想像して行ったので、そのギャップの大きさにがっかりしたのである。

そういうこともあり、2回目である今回は、特に期待せずに行った。
我先にと無理無理前に列に入ってくる他の来園者のお陰で嫌な思いをする覚悟はできていた。

まったく違った。
すぐに気づいたことは、あんなに無節操だった来園者たちは、USJの意図によりマナーが飛躍的に向上していた。
世界的にもマナーが悪いと言われる中国の方々でさえも、いい意味でその存在に気づかないほどに紳士淑女的だった。
USJのクルーが「並んでください」とか「ゆっくり歩いてください」などとは注意はしていない。作り上げられたパーク内の施設や空気、クルーのさまざまな配慮が、世界じゅうからやってきた人たちを1つのマナーに従わせているのである。

来園者は見事な建築物、ディスプレイに何かを発見することや、笑顔で手を振るクルーに応えたりすることでも十分楽しめるから、アトラクションに乗ることに命をかけなくなったのであろう。

ウォーターワールドは前回も観覧した。記憶に残るほどの感動はなかった。何が大きく違うのかはっきりとはわからないが、今回は特に水上バイクのアクションに目を見張った。
恐らく、来園者の反応を見ながら少しずつ演出を変化させてきたのであろう。

臨場感ある映像と乗り物を同期させたスパイダー・マンやハリー・ポッターなどはまさにプロダクト・イノベーション。
だが、それと同等のプロセス・イノベーションが伴って、来園者の満足度がさらに高まる。

入園料は税込8,900円で、ディズニーランドのそれを大きく上回る。それでも集客できているのだから相当な実力を持っているといえる。
きっとできることから少しずつ工夫して変えていったことで、これほどの顧客体験を提供できるまでになったのであろう。

ブックルックチームも同じだ。今日の変化が10年後の大きな競争力を生む。
時間軸を縮めてみれば、飛躍的な変化、イノベーションを遂げているはずだ。

参考文献:
ジョー・ティッド/ジョン・ベサント/キース・パビット (後藤晃/鈴木潤 訳) (2004) 『イノベーションの経営学』 NTT出版
野中郁次郎/紺野登 (1999) 『知識経営のすすめ』 ちくま新書
吹野博志 (2005) 『ダイレクト・モデル経営』 かんき出版

新メンバー6名を迎え恒例のブックルックピザパーティー

4月に入り、野川の桜が満開になりました。
ブックルックチームではシステム開発力を増強させるために、新たに6人のメンバーにジョインしていただきました。
斉藤さん、守屋さん、林さん、須永さん、大石さん、大神さん がんばってね!

今日は月例のピザパーティー!
毎度毎度ですが、髙井さんにピザやお酒を調達してもらい、オフィスで飲んだり食べたり。みんなで楽しいひと時を過ごしました。

さて、もはやメンバーも60人近くになりましたので、今回はピザ30枚、お酒は80本くらい用意しました。
ドミノピザは配達をお願いしなければ半額になるので、いつも1kmくらい離れたお店までタクシーで取りに行ってます。

女性がたった1人でピザ屋に乗り込んで30枚ものピザを持ち出すのです。

普段何10枚もピザを頼む人がいないせいか、毎回ピザ屋さんは上へ下への大騒ぎです。
冷たいピザは食べさせまい、とのことで何時何分に取りに来るのか確認されます。
しかし、約束した時間ピッタリに行くとそこから袋詰めが始まるのですが、確認しながらのためか、こちらが思っているほどスムーズにはいかないようです。
タクシーを待たせているので、あらかじめお願いしてあった領収書を最後に受取、素早くお店を出ます。
1度に30枚のピザは持てないのでタクシーまで何往復もしなければなりません。
見兼ねてお店の方もタクシーまで一緒に運んでくれます。いつもありがとうございます。

オフィスのあるビルの下にタクシーが到着するのに合わせて、ピザを取りに来てくれるようチャットで連絡。
待機していたメンバーがやってきてタクシーからピザを運び出します。

以前はオフィスに空いたスペースがあったので、そこにミーティング用の大きなテーブルをおいて使っていましたが、人が増え、今やそのスペースも狭くなってきました。
ピザや缶ビールが伊藤さんの机も占拠してしまいました。

システム開発は小腹がすく→駄菓子屋さんオープン!

システム開発は、ほとんど座りっぱなし、じっと画面を見つめて、キーボードとマウスを操作するだけ。
でもお腹がすくんです。小腹が。

体の運動量は非常に低い仕事ですが、頭がエネルギーを消費してお腹がすくんです。
お客様の真の要望を探求し、それをユニークに解決するための方法を考え続けなければならないため、頭脳はフル回転です。

そこでこれまでは、福利厚生を兼ねて、みんなのもうひと頑張りを応援するために、外で買うより少し安い100円で「1本満足バー」とか「クリーム玄米ブラン」を用意していました。

でも、お得意さんは一部の男性社員に限られていました。

そこである女性社員が社内の声を聞きつけ、駄菓子の販売を始めました。

「お腹がすいたけど、それほどがっつり食べたくはない。」「手軽に食べられて色んな味も楽しみたい。」そうです。

1つ課題があったのは、お金の受け渡し。以前は貯金箱に代金を入れてもらってましたが、これからは社内に現金をおいておくのは控えたい。
そこで、チケットを作成して月末に清算することとしました。
後にこの「つけ払い」は駄菓子屋さんにとっては好都合なシステムであることがわかりました。
お菓子を買うときに現金を出さなくていいので、気軽に買ってしまうのです。

さて、準備ができたところで、駄菓子を買ってきてほぼ提供開始しました。
すぐにお客様(社員)がやってきて1人で2個、3個と買っています。
これまであまり近づかなかった女性社員もやってきます。

あれが欲しい、これが欲しいとリクエストもあるので、それにもとづいて仕入れる、そして売れるを続けてます。

なお、この駄菓子屋は会社が運営しているのではなく、思いついた女性社員が個人的にやっているので、社内副業状態です。

自分の本業に影響がなく、メンバーの「もうひと頑張り」を支えているので、良しとしましょう。