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大学時代の恩師に再会

僕は今日、大学時代の恩師に偶然再会した。
あれからもう10年以上経っているが、少しも変わっていなかった。
むしろ変わったのは僕の方であると実感した。しかも、良い方向にではない。

ちょうど今、修士論文の追い込み中で、ようやく靄の向こうにゴールが見えてきたところだ。
渾身の、私の持てる力のすべてを出し切った論文。もうこれ以上のものは当分書けない。そう思っていたところだ。
そして時々、「学部の時にも卒業論文を書いたな。」と思い返し、「少なくともあの時よりも随分と良い出来のはずだ。学部時代の僕よりも劣っているはずはない。社会経験だって積んだ。」、と。

恩師と再会したのは、パソコンのデータを整理していたときだ。
かの卒論がでてきたのである。私は自分の成長を確かめるべく、10年ぶりに読み返したのだ。
すぐに、今書いている修論より優れていることがわかり愕然とした。
明らかに学部生の僕のほうが勝っている。
何度も読み返しながら、これは私の文章とは思えない。我ながらすばらしい、と思ったほどだ。

次に思い出した。恩師の厳しい指導があったことを。
つまり、卒論は恩師の指導の賜物だったのである。
僕は卒論を何度も読み、その向こうに見える恩師の姿を、はっきりと見た。

もう80歳を超えているはずだ。修論を書き終えたらお礼をしに行こう。
労務管理論の関口功先生。

論文のロジック

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これはフローチャートです。プログラムを書いたことがある人なら見たことがあると思います。
何のフローチャートかというと、私の論文のフローチャートです。
ほとんど論文初心者なので、ここまでたどり着くのにずいぶんと時間がかかりました。

論文のロジック
(1) 開始
「はじめに」で論文のコンテクストを示し、言葉の定義をします。

(2) データ入力
現在の状況を明らかにします。

(3) データの処理
現在の状況をどう解決したらよいか先行研究を紐解いて処理します。

(4) データベースアクセス
事例を紹介します。

(5) 出力
結論を書きます。ここが私の論文のオリジナリティになります。

(6) 終了
まとめです。

修士論文があぶない-緊張の毎日

思い返せば、昨年11月から12月は毎日緊張状態でした。

昨年の10月くらいまでは既に仮説は持っていましたので、あとは調査すれば何とかなるだろうと高をくくっていました。しかし、調査をすればするほど仮説どおりの結果が得られないばかりか、何か結論らしきものも見えるかというとそれもありませんでした。
さらにやればやるほど、仮説さえも理論的ではないことが明らかになり、11月以降はホワイトアウトした状態でした。緊張が始まったのはこのときからです。

論文は提出しないと卒業するかどうかの判定にも持ち込めないので、とりあえず盲目的に部分的に書いていましたが、自分でもどこへ進んでいるのかわからないので、常に体が緊張しており、フトしたときに冷たいものが体の中を走るのを何度も感じていました。
一応指導教授を決めておりましたが、時間がないので、機会があれば手当たり次第に相談できる先生方に、とりあえずの論文の目次を見せ、自分の考えを話し、相談しておりました。

もやが晴れたのは、調査のためのインタビューを行った後でした。帰り道、インタビューをする限りあまりその組織はうまくいっているとは思えませんでしたが、当人はうまくいっているというのです。なぜ私はうまくいっていないと思うのか、なぜ彼はうまくいっていると思うのか考えをめぐらしました。インタビューではそれがつかめなかったのです。
考えているとき、なぜだかわかりませんが、ひらめきがありました。「あっ、これが私が大事に思っている2つだ」と。あとは簡単です。2軸で説明するだけです。

そうして、昨年12月29日にようやく結論を見出し、論を立てる構成ができました。

わかりきっていると思っていることでも、人と話し、なぜか?、を問い続けることが答えを導きだす方法かもしれません。

修士論文があぶない

1月26日の提出に向けて修士論文を書いています。
この正月休みは家族の協力を得て、親族への年始挨拶以外はどこへも出かけずに毎日朝から深夜、早朝まで書き続けています。
40字40行を1ページとして、おそらく70枚くらいになる見込みです。ただ今ようやく20枚が終わったところ。リサーチしながら書いているので、途中で「気づき」が多々あり、何度も構成を組み替えました。昨年末にその構成をfixし、ゴールに向けて書いているところです。
ただ、まだリサーチ途中で、それは1月12日に終わる予定です。

1日に書ける量は、がんばって3ページ、書きためてある部分を利用して5ページくらいです。
それで計算すると、これから平日2枚、休日5枚書いてぎりぎり間に合うかどうか、というところですね。

どこかで会社休まないと十分な論文は書けそうにないですね。がんばらないと!