小山内 裕

株式会社ブローデル設立のお知らせ

ブックルックチームは、2021年11月24日に共同出資で株式会社ブローデルを設立しました。ブローデルはエステティックサロンの運営を目的とした会社です。

中村京子 、株式会社山川(代表取締役 山川博功)、 ブックルックチームの3者共同出資となっています。
中村京子は、元セント・フォースに所属していたタレントですが、ブローデルの代表として「忙しい大人の女性こそ綺麗にしたい」というビジョン実現に向けて全力を尽くしていきます。
株式会社山川はマッサージ店「癒し処 やまかわ」の経営を行っており、サロンにおける十分な営業ノウハウを持っています。
ブックルックチームは、エステサロン専用の情報システムやWEBマーケティングを提供します。

ブローデルは、調布仙川店を皮切りに複数店舗オープン予定です。

エステ・美容のブローデル ホームページ https://braudel.jp/

2022年 コロナ禍における新年のあいさつ

新年明けましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。ブックルックチームが10歳になって迎えたお正月、心新たに今年1年も精一杯頑張ります。

今年も明けても暮れても新型コロナウイルスの話題は外せないでしょう。

新型コロナウイルス感染予防のための行動制限は丸2年が経過しました。昨年末から変異株の1種であるオミクロン株感染拡大懸念の中、今年も制限継続で始まりました。
「いったいいつまで続くのか」と不安や不満を持つ方々も多いかと思います。

厚生労働省の発表によると、2021年末までの陽性者数は約175万人です。これは日本に在住する外国籍の方も含めた人口の1.4%未満です。
100人の知り合いがいれば、2年間で1か2人が感染した計算になります。多くが行動制限をする中での出来事です。
これが多いとみるか、少ないとみるかは意見が分かれるでしょう。

私は感染者数の増減よりも、行動制限による長期的な弊害と、それを踏まえた対策に関心があります。
長期的な弊害とは、経済格差、教育不足、情報偏向です。

経済格差

日本でも貧富の差が大きく広がり始めました。仕事と収入が減り、さらに物価上昇が追い打ちをかけます。
行動制限により、飲食、旅行、イベント、レジャーなどサービス業を中心に職の安定はまだ見通せていません。
一方で、2020年の投資抑制と、その後の需要急拡大により生産が追いつかずあらゆる物の物価が上昇しています。
エネルギー、農産物、輸送、半導体などの価格上昇は、2次製品にも波及しています。特にガソリンや軽油、食品など生活必需品の値上げは低所得者ほど大きな影響となります。
所得の低下は、教育機会の損失、治安の悪化につながりかねません。

教育不足

学校に行く回数が少ないことで、教育を受ける者へのインプット量も少なくなっています。
インプットされるものは、机に座って受ける授業だけではありません。文化祭、体育祭、修学旅行などの課外活動そのものだけでなく、それらを企画したり、クラスで力を合わせて取り組む経験もあります。

コロナ禍で入学した1、2年生は友達を作ることもままならなく、人間関係の中で得る良いことだけでなく、トラブルも含めた経験も大きく不足しています。

幼児の社会性の発達にも影響があるのではないでしょうか。関わる大人のほとんどはマスクをしており、表情理解ができないまたは正しくできていない可能性があります。
表情理解から他者を思いやったり、好ましい行動と好ましくない行動を学習していきますが、それらの発達が遅れる可能性が考えられます。
また表情理解は表情表出につながりますから、感情を表すことにも影響します。
そうなると、コロナ禍世代の集団は、表情理解・表出の未熟な集団であり、ミスコミュニケーションによる問題が発生することが多くなるかもしれません。

情報偏向

コロナ感染防止を理由に、会う人を選べるようになりました。積極的に会いたいと思う人とは交流し、そうでない人とは交流をしなくてもよくなりました。
そのため、得られる情報が偏る傾向があります。
さらに、家にいる時間が増えたことで、見る人それぞれに都合の良い情報だけが表示されるSNSを使う時間が増え、さらに情報偏向に拍車をかけます。
Qアノンがその特徴的な現象です。陰謀論まで持つことはなくとも、偏った情報から間違った判断をするようになります。

上記の3つ以外にも、メンタルヘルスへの影響も非常に心配です。命を失うことは、大切な存在の喪失感をいつまでも持つことになり、社会にとっても永遠の損失となります。

ここで終わると新年から先の暗い話になってしまいますが、私が話したいことは、そういったリスクを各自が評価し、しっかり管理することが明るい未来につながるということです。

経済格差については、個々人では解決できそうもないように思えるでしょう。いや、解決できないかもしれません。
それでも、私は私ができることがあるのではないかと考えます。政治家や官僚たちの国レベルでの対策についての議論、それ自体は必要でしょうが、それだけに頼るのでは足りません。
例えば私は数名分の仕事を創り出すことならできます。1人1人の活動が微々たるものにも至らなくとも、塵を積み上げていくことが大きな流れを作ることになると信じます。

教育不足については、私も頭が痛いです。特に学校については、大胆かつ慎重に行動することが望ましいと思います。
先生方は自らの意義を再確認し、現在の周囲の人たちの理解を得て、将来の不安を払拭し期待を膨らまして欲しいです。

地震によるエレーベーター停止でNHKニュースに登場

2021年10月7日 木曜日 22時41分ごろ、千葉県北西部を震源とする地震が発生しました。
最大震度は5強、マグニチュード5.9で、ブックルックチーム 麻布オフィスのある東京都港区は震度4でした。
大きな地震でしたが、私の身の回りでは混乱はありませんでした。

地震の翌日、開設準備中である麻布オフィスでちょっとした事件が発生しました。
1つめは、購入した椅子やテーブルなどの搬入でエレベーターが使えなかった事。
2つめは、その困った話しで取材を受け代表の小山内裕がNHKニュースに登場したことです。

引用:tenki.jp、https://earthquake.tenki.jp/bousai/earthquake/detail/2021/10/07/2021-10-07-22-41-34.html

遡ること9月下旬、オフィス家具を購入することを決め、業者と搬入について交渉しました。
基本的には軒下渡し、つまり麻布オフィスが入居するビルの入り口に荷物を下ろすので「あとはご自身で運んでください」という。
1つか2つの家具ならよいですが、オフィスチェア12脚、ミーティングチェア6脚、ミーティングテーブル1台、パーティション数枚です。
私1人でオフィスの開設準備をしていましたから運ぶのは大変だなと思い、追加費用無しでオフィス内まで運んでもらえないかとお願いしました。
そうしましたら業者の方は「エレベーターがあるなら無料でやりますよ」ということでした。
もちろんエレーベーターがありますから、私も一緒に運ぶということで話が決まりました。

さて、10月8日 地震の翌朝、麻布オフィスに行くとエレベーターに貼り紙がしてあります。
「昨晩の地震の影響でエレベーター停止しています。・・・復旧まで階段のご利用をお願いいたします。」

なんと昨晩の地震でエレベーターが停止しており使えません。
実は地震発生直後から首都圏の何万台ものエレベーターが一斉停止したのです。
エレベーター管理会社は対応を急いでもエレベーターの数が多すぎて完全復旧の目途も立っていませんでした。
高層階を利用する人たちは階段での上り下りを余儀なくされていました。

せっかくオフィス家具業者と交渉して無料で室内まで運んでもらえるはずだったのに。。
間もなく大型トラックがやってきました。運転手に荷物の搬入について尋ねましたが、軒下渡しだということで大量の家具をビルの前に置いて帰ってしまいました。
荷物はビルの前の歩道まではみ出してしまっています。

途方に暮れていても仕方ありません。
階段を使って3階にあるオフィスまで運ぶことにし、まずは1脚10kg以上はあるだろう椅子を運んでみました。
オフィスは幸いにも3階だったので、何とか休まずに力が持続できる限界ギリギリのラインでした。
しかし、階段が狭く体を捻じりながら登らなければならず余分に体力が奪われます。

ざっと計算すると総重量300kg、25往復。75階まで荷物を持って登ることと同等です。
10分で1つの荷物を上げれば4時間程度で終わります。

とにかく頑張って椅子を3脚上げました。その時、予期せぬ助っ人がやってきました。
私が無料で室内まで運んでもらうようお願いしてあったので、オフィス家具業者で派遣を依頼していたのです。
その助っ人は腕の筋肉がTシャツからはみ出るほど筋肉隆々。
エレベーターを使える条件で搬入を依頼していましたので、その旨を説明すると「とにかく運ぶしかないでしょ」ということで文句1つ言わず黙々と私に代わって荷物を運んでくれました。
ミーティングテーブルが一番重く、恐らく30kgはありそうでしたが、それも助っ人1人で運びました。

非常に助かりました。最後にチップをはずんでお礼をしました。

エレベーターが使える前提で交渉し予定を立てたのに、まさか使えるはずのエレベーターが使えないとは。
結果、助っ人のお蔭で無事に家具の搬入を終えることができましたが、高層階だったら翌日まで家具を野ざらしにせざるを得なかったでしょう。
世の中はインフラが正常に動作する前提ですべてが計画されていますから、いろいろあるインフラの中で1つでも突然停止したら予定が狂ってしまいます。

その後、何とNHKの方が取材にやってきました。
エレベーターの貼り紙を見たときにツイッターに投稿したもの見たのでしょう。
荷物の搬入のいきさつと、エレーベーターの重要性と、都会の弱さを痛感した話をしました。

この取材がテレビに放映されるかどうかわからないということだったので、このことは誰にも話していなかったのですが、夕方くらいから私がテレビのニュースに出ていたと社員、親戚、お客様などあちこちから連絡をいただきました。

テレビの写真を撮って送ってもらったり、在宅勤務のため1年以上直接会っていない社員からは「お久しぶりの社長近影をニュースで見ることになるとは・・・。」とメッセージをもらったりしました。

ブックルックチームにおける各メンバーの存在意義は編集作業だ

ブックルックチームでの各自の存在意義について考えてみよう。
あなたがチームに所属している理由は、または意味は何なのか。
理由はとても簡単で、他の人から必要とされているからだ。
だから、他の人があなたに期待していることに応えることが仕事となる。
では、期待されていることとは何だろうか。それはあなたの「編集」だ。
「編集」とは、入ってきた情報に手を加え、出力することだ。
「え?情報を書き換えていいの?」と思ったかもしれないが、ブックルックチームではそれを期待しているのだ。もちろん、意図的にフェイクに書き換えてはならないし、「ですます」を「である調」に書き換えるだけでは意味がない。

事例をあげて編集とは何かを考えてみよう。
1つめは、編集をしていないケースだ。他の人の期待に応えていない事例である。
あなたの友人が、引っ越ししようと新しいアパートを探しているとしよう。あなたは一緒に探してあげようと言い、あなたの知り合いの不動産屋さんに友人の希望を伝えた。間もなく10件くらいのアパートの情報をメールでもらい、そのメールをそのまま友人に転送した。
これはただメールを転送するだけの「作業」だ。メールソフトにあらかじめ転送する設定をしておくのと同じだ。
編集を加えるなら、得た情報を自分なりに読み込み、検討することが必要だろう。そして比較し易いように物件一覧を作成し、メリット/デメリットがわかる様にしてから友人にメールを送ることが、一緒に探すことになる。

2つめの事例は、編集を行ったケースだ。
1年間に実施した複数プロジェクトの評価をプロジェクトオーナーであるチームリーダーが行い、あなたはそれを集約して上司に報告することを求められたとしよう。
チームリーダーからもらった評価をコピペして1つの表にまとめただけでは、ただの「コピペ作業」になってしまう。
あなたが編集者として行うべきは、つまりあなたの上司の期待は、チームリーダーのプロジェクト評価は適切かどうかを確認したり、良かった点や改善すべき点が一目でわかるようにすることであろう。

仕事には必ず、依頼する人とされる人がいる。依頼する人はお客様だけでなく、上司、部下、同僚、パートナー会社の人など多方面にいる。
あなたの編集により、依頼者の仕事が効率化され、質が向上し、新しい気づきやアイデアから創造されることもある。

ロボットやAIにはまだ編集はできない。人間の持つ大きな力である。