株式の期待リターンとリスク

市場価値は日々刻々と変化する。けれどもどこまで上下するのだろうか。 例えば、国内株式の場合、100万円投資した場合、3分の2の確立でマイナス13万円からプラス30万円の範囲で動く。逆に3分の1の確率でこの範囲を超える。 また、長期的にはインデックスと同程度に収束していく。 もちろんこれだけでは判断できないが、これを利用すれば売買の判断の助けになる。 例えば、100万円投資して、マイナス...

感情のマネジメント EQ – 1 of ?

Daniel Goleman (1995), EMOTIONAL INTELLIGENCE-Why it can matter more than IQ : . (土屋京子訳 (1996) 『EQ―こころの知能指数』 講談社。)の紹介。 私はこの本を読んで「やっぱりそうだ」と思った。そして少し安心したと同時にその課題に取り組むことの難しさを痛感した。内容が非常に濃いので、私なりのsu...

市場平均を上回る利益は出せない

[caption id="attachment_400" align="alignleft" width="169"] チャールズ・エリス 敗者のゲーム(新版) なぜ資産運用に勝てないのか[/caption] 人生設計をたて、資産運用をして将来に備えようという人は必読ではないだろうか。 私の10数年の経験を振り返ってみても大きな利益はだしていない。大きな損失を出したことがあるが、別の複数の...

第6番目の力 – 競合他社も含めた戦略の必要性

米投資ファンドのスティール・パートナーズが世間を賑わせている。 即席めん業界第4位の明星食品株やビール業界第3位のサッポロホールディングス株の大量保有をすすめ、TOBをかける。それにより株価が過熱したところで売り逃げる。 さらに奥の手も持っていて、株価が上がらなくても利益が出せることを事前に確認している。 そして、それぞれの業界トップの日清食品やアサヒビールは、ライバルであるはずの会社を救お...