今日は嶋口先生の戦略的マーケティングでひとつ気づきがあった。
日清食品の即席麺の米国進出を題材にしたケースメソッドを行った。
まず最初に進出すべきかどうかという問いに対し、80%の人が進出するという決断を下した。
さらに進出する場合のポジショニングをどうするかという問いに対し、70%の人が市場が存在しない新カテゴリでいくという。
よく周りを見ていると、進出するという人は新カテゴリで、進出しないという人はもし進出するなら既存市場にポジショニングするという。
つまり、進歩的な人と保守的な人に分かれたのだ。中間に位置した人は5%くらいだった。
私は新カテゴリで進出するという完全な進歩派だった。
後で考えれば確かに進出することはいくつかの高いハードルが存在した。だからこそ、ポジショニングは既存市場にして比較的楽にいく方法を検討してもよかったかなと思った。
家に帰ってから思い出した。以前、マイナスイオンを発生するソックスの販売を検討したことがあった。いろいろ試してみたけどまったく売れなかった。それで当時は、マイナスイオンの衣料という市場はなかったので、まず市場を作るために莫大な広告費用が必要だと気づいた。
ソックス(靴下)という市場はあるのだから、そこで贈答用というコンセプトでいけばまだ可能性はあったかな。
どうも私はepoch-makingなことをしようとしてしまう傾向がある。だから堅実だとおもう手法を追求するように心がけてちょうどいいのかもしれない。(同じクラスの人たちも同じだ。気をつけよう。。。)
最後に、結論のようなものが出たところでちゃぶ台をひっくり返すようだが、実際には日清食品ははじめ新カテゴリで進出して失敗したが、最終的に成功を納めた。失敗があっての成功だったのかもしれない。そう考えれば、失敗できる範囲内で失敗して経験を積むことこそ、大切なのかもしれない。