お礼のコミュニケーション

私は人にお礼言ったり褒めたりすることを心がけている。褒めるこことには賞賛、承認も含まれる。

例えば、仕事上で何かやってもらったら必ず具体的にお礼を言う。ただ「ありがとう」とだけは言わない。具体的に何がどうしてありがとうなのか表現する。例えばこうである、「急なお願いにも関わらず丁寧にしかも早急にやってくれてありがとう。」そしてさらに「大変だったでしょう。」とか「ここがよかったですね。」と。

これは、双方向のコミュニケーションだ。お互いに評価する/されるポイントを確認し合える。お礼を言う方は本当に評価すべき行動を取り上げる。お礼を言われる方はどのような行動が期待され、どうすれば評価されるのかを経験を通して知ることができる。

これは上司部下の関係になるともっと意味を持ってくる。もし結果や結果にいたる過程で評価できないことがあった場合は、まず褒める。そして、改善すべき点は明確に改善を要求することが必要だ。

英語ではごく普通に「Thank you for your help.」といったように何に対してありがとうなのか表現する。欧米では日本と比べて言葉で伝えることが非常に重要だからだ。言葉が全てといっても言い過ぎではないだろう。日本でも個人の考え方の多様化が進んでいる。考え方、価値観が異なれば「言わなくてもわかるだろう」というのは通じなくなってくる。
そもそもpoliteにrespectしてお礼を言われてうれしくない人はいないだろう。