仕事の都合で、中途半端な時間に、中途半端な夕食しか取らなかった。
そのせいで、帰路、23時過ぎに最寄り駅に着いたときに小腹がすいてしまった。
もう、その時間の選択肢は限られている。コンビニ、牛丼屋、マック。
だが、時間的にあまり重たいものは避けたい。
そこで、マックに行くことにした。
ベーコンポテトパイとオレンジジュースを受け取って席に着いたときに、フト若返った、気がした。
学生時代、最終電車が去った後の渋谷のマイアミにタイムスリップしたのである。
店員以外の声はほとんどなく、静かなざわめきがあたりを支配し、なんとなく疲れた雰囲気を醸し出している人や、無駄に時間を潰しているように見える人。。。
そういった諸々のことが、これから訪れる長い夜を予感させた。
マックで、その状況にに予期せず突入したのだ。
そうしたら、当時の気持ちにスッと置き換わった。
無意識に学生時代の自分が呼び戻されたのである。
無責任で、身軽で、将来の不安もない刹那的な自分。
なんとなく気持ちよかった。いつまでもそのままでいたいと思えるような。
だが、私は知っている。
このまま朝までそこにいたら必ず後悔することを。
明け方5時を過ぎたころ、なんとも言えない疲労と、無駄に時間を過ごしてしまったことへの後悔。
寝不足で判断がおかしくなっていることも作用して、ネガティブな考えが渦巻く。
.....私が書きたかったのはそういうことではない。
環境を変えることで、自分も変われるという一例である。
もし、スランプに陥ったなら、調子の良かったときの行動パターンを思い出して、再実行してみたらよい。
私は、スランプに陥ったときに、散髪を、以前行っていた美容院に帰ることで調子を取り戻した経験もある。