小山内 裕

組織力アップのライブラリー

トニーシェイの『ザッポス伝説』では、組織文化の重要性を述べるとともに、強化するために試したこと が紹介されていた。
私も会社の仲間に「この本、みんなも読んだらいいのにな」と思い、紹介することが時々あった。
だけど、ピンポイントで1冊を紹介されても、今はその本は読みたいと思わないかもしれない。
何冊かまとめてあって、その中から今読みたいと思うような1冊を選べる方がいいだろう、そう思って会社に推薦図書のライブラリーを設置した。

本は私の自宅の本棚から17冊を選んだ。

No.1企業の法則
ウィキノミクス
ウェブ進化論
エクセレント・カンパニー
グーグル革命の衝撃
ザッポス伝説
社長が知らない秘密の仕組み
情報力
ダイレクト・モデル経営
デルの革命
ネクストマーケット
ビジョナリーカンパニー
ビジョナリーカンパニー2
ヒトデはクモよりなぜ強い
フラット化する世界1
フラット化する世界2
もし高校野球のマネージャーが…

私たちはもはや、インターネットを完全に無視してビジネスを展開することはできない。
いうまでもなく、誰もがインターネットをいかに活用すべきかを真剣に考えている。
だけれども、インターネットの本質は何なのか、以外とその理解を持っている人はほとんどいない。

なぜ、インターネットは無料なのか。
なぜ、インターネットを使う人が多いのか。
なぜ、インターネットで商売をできるのか。
そもそも、インターネットとは何なのか。
インターネットを活用して成功している企業の共通点は何なのか。

だが、それらはそんなに重要ではない。

インターネットでは何でもできそうなイメージがあるが、できることはほとんどない。
だからこそ、そこには、人と人の関わりあいの本質的なものが際立って見えている。
そこに気づくかどうか、が人生を豊かにするきっかけがあると、私は思う。

なので、仕事に直接生かせるようなものではなく、自分自身のためになる本を選んだ。

コースの定理は逆向きに使う

社内よりも社外で取引した方がコストが安い、ということが多くなった。インターネットの仕業である。

それは企業にどんな影響をもたらしているであろうか。

「ウィキノミクス」
インターネット上の価格や信頼がベンチマークとなり、企業努力はそれと勝負するか、全く別の付加価値を提供する能力が求められるようになった。

「コースの定理」
ある作業を社内ですべきか社外に依頼すべきか、意思決定の要素はシンプルである。
コストの低いほうを採用すべきだとする。
回数の少ない作業は社外で、そうでな場合は規模の経済を追求することになる。
したがって企業規模は大きくする方向へ向かい、コストを低くするのである。
しかし、社外取引コストが圧倒的に低くなった今、「企業は規模を縮小すべき」だという。