20代を振り返ってみたら、1割の頑張りで仕事が楽になっていた

継続的に成果を出しながら働く秘訣は10~20%だけがんばること。ずっとがんばり続けたらきっと体を壊すに違いない。だけどがんばらなければ昇格、昇進、昇給は手に入らない。
長く楽に成果を出し続ける方法を、小山内の20代前後の経験を通して紹介。
20代向けコンテンツ。

ニイゼロ ウェビナー(2020年12月31日終了予定)をご覧ください。

これから社会人になろうとしている20代の方向けにお話ししました。
私の20代前後の時の話しです。
私が社会人になってからのことを振り返れば、ずーっとがんばり続けてきたわけではありません。
かといって、6割とか8割とか、適度に力を抜きながらやってきたわけでもありません。

頑張れるときに徹底的にやりました。
その徹底的にやる期間は1~2年間だけです。
いつもいつも徹底的にやり続けることはできません。
頑張りたい気持ちがあっても、10年間で1度、1~2年間が限界でした。
それだけですが、そのおかげで仕事をとっても楽にできた経験を何度もしました。

仕事上でいちばん辛いのは「わからないこと」。
「わからない」だけなのに苦の連鎖が始まってしまう。


どうしたらいいのかわからない、どういう意味なのかわからない・・・
わからないから誰かに相談したいんだけど、周りに教えてくれる人がいない・・・
わからなくて放置しておくとお客様や上司に何とかしろと言われる・・・

「バカヤロー!」

反対に、楽な仕事は「わかっていること」をやるとき。

どうやったらいいかわかっている仕事。
答えがわかっている仕事。
以前やったことがある仕事。

多くの方はやるべきことをやっていれば、仕事の中で充分に「わかっていること」は得られると思いますよね。確かにその通りです。
でもそれは普通。普通とは他のみんなと一緒ということです。
みんなと一緒の場合、プラス マイナス ゼロの結果で、会社では昇進、昇格、昇給のチャンスは基本的にありません。
ベースアップは見込めるかもしれませんが。
特に私は同僚よりもITに関する知識が少なくマイナスからのスタートでしたから、毎日仕事の中で頑張り続けてプラス マイナス ゼロの評価でした。

「俺は資料屋さんじゃないんだ!」

「わかっていること」を増やせば仕事は楽にできます。
普通に仕事をやっていれば「わかっていること」は増えますが、他の同僚も一緒に成長するわけですからプラスの評価は得られません。
だからこそ、短期間でもいいから頑張ることが役に立つのです。

私は1年間だけ徹底的にやったことで、次の10年分の「わかっていること」を先回りして増やすことができました。

次に、何を徹底的に頑張るかが大事です。
徹底的に頑張るべきことは、自分が今、任されている仕事です。
または、その仕事に関することです。
今やっている仕事をもっと効率的にできる方法があるはずです。
身近に関連する仕事があるはずです。
さらに身に付けるべき知識や技術があるはずです。
業界や他社の動向を調査して参考にできることがあるはずです。
いつも他の人にやってもらっていることを自分でできるようになってもいいはずです。

トロフィーや賞状は持ってるけど、なんで?!

就職する前の方なら、自分が好きなことで、確実にできることで、社会で多くの人が必要としている、または実際に利用していることです。

まず、好きじゃなければ頑張れません。いい給料がもらえなかったとしてもやりたいこと、それが好きなことです。
そしてその好きなことを自分が確実にできることです。「やってみたい」だけではだめです。
最後に、好きだけじゃ仕事になりませんから、 社会が必要としていることも大事です。

例えば、歌が好きだから歌手になろう、と言っても多くのファンがいなければ仕事として成立しません。
コンピューター プログラマーになりたいと思っても、プログラムを1行も書いたことがないのなら、本当にできるかできないかまだわかりません。
起業して偶然うまくいくことがあっても、経営を理解して実行できなければ長続きはしません。

仲間由紀恵さんが表紙の雑誌にも!

このように考えてしまうと、「自分の好きなことで社会の役に立つ」というのは夢のような話に聞こえるかもしれません。
でも、それはひとりひとりの足もとにあるのです。
あなたが持って生まれたもの、今までやってきたこと、今まで巡り合ってきたこと・・・それらはすべてあなたが社会で役立つために用意された運命なのです。

改めて今、自分が何を頑張ったらよいか、足もとを掘ってみましょう。そこにきっと泉が湧くはずです。

最後に「また出たよ!」