「若者は怒りを抱け 」
これは、青山浩一郎先生のブログ「金融論茶話」2006年03月08日付けの記事のタイトルである。
一応、まだ私も若者の部類に入りますから、私が発する言葉ではありません。
しかし、
これはその通り。本当にその通り!
なぜなら、怒りを抱けば抱くほど、知識を成長させなければならないからです。
怒るには、理念と正当な理由が必要なのは当たり前ですが、さらに、怒りの根本の裏づけを取っていかなければなりません。
例えば、「国債を増やしたらダメだ!後世に借金を負わせるだけだ」
それは本当ですか?
単純に「後世に借金を負わせるのは良くない」と考えてはいませんか?
見方を変えれば、国債は定期預金みたいなものです。10年国債を買って利息を得る。中途解約しなければ額面割れはしないし、銀行に預けるよりも金利がいい。
「しかし、長期金利が急上昇すれば、国債が投売りされてしまうかもしれない」
金利の変動だけが投売りの要因でしょうか?
他に条件はないのでしょうか。
それに、投売りされたらどうなるのでしょうか。
お金が借りられなくなったらどうするのでしょうか。また、どうすればいいのでしょうか。
IMFの管理下に置かれたらマイナス面は何でしょうか。
例えば、サムスンは、一度IMFの管理下に置かれた韓国の会社。どんな影響があって、どのように克服したのだろうか。
怒るためには、国債の増発1つ取ってもこれだけのことが絡んでくる。
私は、これらのこと全部詳しくは知らないです。
でも、わからないからと言って怒っちゃいけないということもありません。
怒りながら勉強するんです。
ちなみに、私は国債の増発について怒ってはいません。将来のリスクに対して十分手を施して置くことが重要だと考えています。
そういうことで、政府に対して今一番怒っていることは、決断と実行の先延ばしです。
- 「大きな事に、大きな怒りを」
これはなかなか大変だー。