サービスコンテナ

laravel5.2 コントローラでのリクエストオブジェクトの3種類の取得方法

いろんなインスタンス化方法があるよって話です。

画像見れば一発。

 

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1 メソッドの引数をサービスコンテナで自動的に解決する

2 requestヘルパー関数を使う

3 appヘルパー関数からリクエストインスタンスを指定する

 

どれも内部ではサービスコンテナを使ってるはず。

お好きなものをどうぞ。

laravel5.2 自作Facadeを作る

laravelを使っていれば自然と使うことになるFacade.

FacadeとはもともとデザインパターンのFacadeパターンが有名ですけど、「シンプルな使い方を提供する」って感じの意味で名付けてるんでしょうね。

APIみたいなイメージでしょうか。

 

そんなFacadeですがもちろん作れます。作ってみましょう。

テストなので文字列を出力する単純な機能だけです。

TestEchoHelper クラスという名前にします。Heplerっていう名前は特別必要ないです。TestEchoDesuyo クラスとかでも大丈夫です。

 

手順が少し複雑なので、先に説明しましょう。

  1. 実装したい機能を持つクラスを作る(TestEchoHelper クラス)
  2. TestEchoHelperクラスのインスタンス化方法を決める
  3. サービスプロバイダの機能を使って、手順2で指定した「インスタンス化の方法」をサービスコンテナの機能に登録する
  4. 3で指定したサービスプロバイダを実際に起動するときに実行するように登録する。起動時とはlaravelの起動時(リクエストがあった時など)である (config/app.php)
  5. 実際に使う窓口となるTestEchoFacadeクラスを作る
  6. TestEchoFacadeクラスを呼び出すときの別名を決める (config/app.php)
  7. 実際に呼び出して使う

長いですね。。。一つ一つやっていきましょう。

 

1  クラスの作成

クラスを作ります。場所はどこでもいいです。

どこでもいいって言われると逆に困るかもしれませんが、どこでも大丈夫です。好きな場所にしましょう。

今回はapp/Helpersっていうディレクトリを作って、そこに作ります。

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これで完了!

 

2 インスタンス化方法を決める

今回は普通にnew しましょう。つまり、new TestEchoHelper() です。まずは単純に。

 

3 インスタンス化方法を登録

少し複雑になってきます。Illuminate\Support\ServiceProviderクラスを継承したクラスを準備します。

今回用意するAppServiceProviderクラスはデフォルトで用意されてるサービスプロバイダーです。App\Providers\AppServiceProvider にありますね。

デフォルトでregisterメソッドとbootメソッド、2つのメソッドが用意されています。

registerメソッド→bootメソッドの順で自動で動きます。すごいですねー。

 

その前に、そもそも「サービスコンテナとは何か」?というと、

「クラスのインスタンス化方法を定めるもの」

と思って大丈夫です。laravelではバインドする、って言います。

今回の例で言えば、「TestEchoHepler クラスは new されてインスタンス化されますよー」って知らせてるわけですね。

 

で、サービスプロバイダっていうのはそのサービスコンテナに対してインスタンス化方法を登録する場所、みたいなイメージです。

ちなみにサービスコンテナの実体は \Illuminate\Contracts\Foundation\Application クラスのことです。

ServiceProviderクラスを継承すると、サービスプロバイダの中でサービスコンテナ(Applicationクラスのインスタンス)をプロパティ名 app として使えます。

下の画像でいうと$this->app ですね。

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このサービスコンテナのbindメソッドで、TestEchoHelperメソッドのインスタンス化方法を登録します。

1つ前の手順で決めたように、そのまま new  TestEchoHelper() としています。

 

第1引数のTestEchoってなんだ?と思ったかもしれません。

これはサービスコンテナから「俺はTestEchoを使う!」って呼び出したときに、TestEchoHelperクラスのインスタンス化方法が実行されるようにしています。

つまり、インスタンス化方法の名前を決めてるわけですね。

今回は「’TestEcho’っていうインスタンス化方法で、TestEchoHelperクラスはインスタンス化される」という登録をしました。

「そんな長く文字書くのイヤだ」って方は$this->app->bind(‘Te’, function()…)って書いても大丈夫です。

 

これで「TestEchoHeplerクラスを呼び出す方法をサービスコンテナに登録する」準備が整いました。

まだ準備なんですね。。。

 

4 「インスタンス化方法をサービスコンテナに登録するサービスプロバイダ」をlaravel起動時に呼び出すようにする。

呼び出そうとしているのはサービスプロバイダです。「サービスコンテナにインスタンス化方法を登録する処理を書くクラス」です。

落ち着いて順番に追っていきましょう。

 

登録する場所は config/app.php ファイルです。laravelを入れたなら一回は見たことある場所じゃないでしょうか?

ここのproviders配列内にクラス名を登録します。今回のAppServiceProviderはもう登録されていますね。

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ここに登録することで、laravel起動時にAppServiceProviderクラスのregisterメソッドとbootメソッド(あれば)が実行されます。

laravel起動時ってリクエスト時だけじゃないの?って思うかもしれませんが、シェルなどの実行時も動きます。

 

5 ファサードクラスを作る

やっとFacadeが出てきました。このFacadeクラスもどこにおいても大丈夫です。今回はapp/Facadesディレクトリを作ってそこに置きます。

このFacadeクラスでは何を書くかといえば、getFacadeAccesorメソッドで「サービスコンテナに登録されたインスタンス化方法の名前を返す」

ことだけです。もっと書いてもいいんでしょうけど。

 

今回は手順3(覚えてますか?)で、サービスコンテナによるTestEchoHelperクラスのインスタンス化方法を「TestEcho」っていう名前にしたので、

TestEchoを返します。これだけ!

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6 別名を決める

やっとここまで来ました。これもconfig/app.phpです。

見覚えがあるんじゃないでしょうか?

 

実際に呼び出すことになるのはTestEchoFacadeクラスです。なんといっても窓口ですから。

でもTestEchoFacade::って少し長いですね?なのでTestEcho::で呼び出せるようにします。

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手順3で「インスタンス化の方法」にもTestEchoと名付けてここでも同じ名前ですが、同じ名前にする必要性はありません。

ただ、同じにした方がわかりやすい気もします。

 

7 実際に使う

やっと使えます!

まずはコントローラーから。コントローラは名前空間App\Http\Controllers 配下にあるので、絶対パスで指定しましょう。

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やりました。↑は画像ですが白文字背景+黒文字だけなのでわかりにくくてすみません。

viewでも出してみましょう。

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そうですね。

 

こんな感じでカスタムヘルパーみたいなのを作れます。

参考になれば。