サービス・ドミナント・ロジック by 藤川佳則

「サービス・ドミナント・ロジック 『価値共創』の視点からみた日本企業の機会と課題 」と題した、組織学会の定例会に参加してきました。 改めて考えると新鮮なものです。確かに、現在のビジネスはその価値を強調し、販売する比率が高まっています。 しかしながら、日常の業務の中ではついつい忘れられてしまいがちではないでしょうか。 私の仕事における価値は、企業の生産性向上です。顧客としての企業が生産...

時代は変わったのか

『「潮目が変わった」から「時代が変わった」に改め』ている、というのは、トヨタの渡辺社長の言葉である(2008年8月21日 日本経済新聞 朝刊)。 1990年代を境にグローバリゼーション、インターネット、IT化が益々進んでいる。 このことは誰もが認めることであるし、いまさら事細かに話す必要もないように思われる。 以前とはまったく違う考え方、手法が主流になっているというよりも、それに対応でき...

昔の仲間、ではない。

近頃、何かの縁か、8年以上も会っていない昔の仕事仲間と会う機会が立て続けにあった。 共通して思うことは、肌が合うことである。 つまり、考え方、大切にしていること、目指しているものなどの方向性が同じなのである。 実際に一緒に仕事をしたら対立する場面もあるだろうが、それでも一度決めた方向に全力を尽くしていけるのではないだろうか、というような感覚である。 これは非常に重要なことである。こ...

約束の時間

定期的に会っている、ある方がご自分のご子息のことをお話しした。 そのご子息は会社を経営しているのだが、信用を得てそれなりにうまくやっている、ということをご子息の会社の同僚から聞いた、という話である。 その同僚によると、約束は必ず守る、ということがうまくやっているひとつの理由のようである。 「約束は必ず守る」とは至極当たり前に聞こえる。 私はその定期的な会合において、だいたい5分くらい遅...