小山内 裕

調布オフィス移転のお知らせ

システム開発のブックルックチームは、調布オフィスを移転しました。
移転により無駄を省くだけでなく、地域に親しまれるようにして参りたいと思います。

新型コロナウイルス感染防止のため、従業員の8割がリモートワークとなっているため、オフィスのほとんどが余剰になっていました。また、広いオフィスでは、換気のために窓を開け、冷房をかけているため電気代がかかり、CO2も無駄に排出していました。
オフィスを適切なサイズにすることで、それらの無駄を省きます。

さらに、これまで以上に地域に親しまれるよう、カフェ風のミーティングルームを外から見える位置に配置しました。
将来、お客様だけでなく、一般の方々にもコーヒーをご提供できればと考えています。

ビルの2階がブックルックチームのオフィスです。

調布オフィスはこのビルの2階です。
ビル入口

ビィ・フォアード 山川博功様から青いお花を頂きました!

調布オフィスのエントランス

カフェ風ミーティングルームは、対面カウンターがあり、お客様側にはイスがありますが、店員側はスタンディングになっています。
長時間ミーティングは行わないというメッセージもあります。

カフェ風 ミーティングルーム
リビングルーム。休憩場所です。
引っ越したばかりでほとんど片付いていませんが、仕事優先で。

調布オフィス移転計画

システム開発のブックルックチームは、調布オフィスを移転することにしました。
移転により無駄を省くだけでなく、地域に親しまれるようにしたいと思います。

新型コロナウイルス感染防止のため、オフィス勤務者2割、在宅勤務者8割という状況で、オフィスはガラガラです。全く使っていないスペース分の賃料が無駄に発生しています。
また、リモートワークをしながらでも、何とか一定のサービスレベルは維持できそうなので、新型コロナウイルスの影響がなくなっても、リモートワークを継続しようと思っています。

前の調布オフィス。8割がリモートワークのため、広いオフィスはガラガラ

それなのにエアコンをつけてオフィス全体を冷やしながら、換気もしているため、電気代の無駄遣いばかりか、CO2も多く排出する結果となっています。
まだ2年間はこのような状況は継続すると判断しています。

移転先は調布市内で探しましたが、なかなかちょうどよい物件が見つけられませんでした。
そんな折、オフィス近辺を歩いていたらスケルトンの賃貸物件が目に留まりました。まだ建てたばかりの新しい、きれいな3階建てのビルです。
スケルトンなので、内装をすべて作らなければなりませんが、その代わり最も理想に近いオフィスを手に入れることができます。

約2カ月かけて、間取りや内装を決め、建築していただきました。
移転先のビルのオーナーは、1階は牛タン専門店もやっており、本当は飲食店に入って欲しかったそうです。しかし、このコロナ禍のためなかなか入居が決まらず、しばらく空室だったそうです。

そこで、オーナーの意向を少しでも汲もうと、外観から見たらカフェに見えるようにしました。
無機質なオフィスよりも、ワンポイントある建築の方がやりがいがあるのでしょう。建築の方がとても積極的にアイデアを出していただき、非常によいものになりました。

さて、引越しです。
一番驚いたのがモニタの数です。1人2台使ってましたから、100台近くあったのではないかと思います。古いものはもったいないですが廃棄することとしました。

引越しのために、何十台ものパソコンやモニタを梱包した。

引越し当日は雨。
朝から1日かけて机、いす、キャビネット、本棚、ソファ、段ボールなどを運び出し、新しいオフィスに入れました。

引っ越し後のオフィス。廃棄する物だけが残った状態。

さて、翌週から新しいオフィスで仕事します。

未経験者の就活は志望動機をしっかり書こう

ブックルックチームでは、仕事に対する「能力」、業務完了までの「過程」、業務完了後の「成果」を評価しています。なので、ブックルックチームの人事担当者がもっとも知りたいことは、具体的な経験や実績です。経験者であれば、履歴書や職務経歴書に実績や経験を書くことは難しくないでしょう。
しかし、未経験者は書くことができません。ですから志望動機でのアピールが大事になります。なお、志望動機でのアピールといっても「やる気は人一倍あります!」というものではなく、仕事に対するモチベーションや思いをがあると思いますので、そこを書くことです。
一方、採用担当者にとっても、実際に仕事を任せてみないとわからないのが実情です。だからといって「とりあえず採用してやってみてもらおうか」などというわけにはいきません。目標にどのくらい執着してやれるのか、しっかり見極めてお互いが不幸にならないようにしなければなりません。 その見極めの手がかりが履歴書です。

もちろん、履歴書が採用判断のすべてではありません。面接も必要です。
面接では、聞かれたことに瞬時に考え、簡潔に間違いなく説明しなければなりません。どんなに準備をしても限られた時間で自分を上手に説明し尽すことは、よほどの才能がない限り難しくはないでしょうか。人となりをそのまま引き出すことが面接の目的ですから、流暢に話しできなくても、それで私は良いと思います。人事担当者が理解できるように話そうとしたか、話せたかなどを総合的に判断させていただいたおります。

話は戻りますが、履歴書は応募者にとってもっとも都合の良い自己表現の機会です。
なぜなら、十分に時間をかけ、よく考え、理解し易い文章で記述することができるからです。 面接とは正反対です。
あえてもう一言付け加えると、十分に考え抜かれた履歴書でも、それが伝わらないと意味がありません。
次に、私なりの履歴書の書き方をアドバイスしたいと思います。

履歴書の左半分は自分の「外見」、右半分は自分の「内面」を書くようになっています。

「外見」とは、これまで自分が属していた学校や会社などを時系列に説明します。人事担当者はそれまでの軌跡を想像を働かせて読み解こうとします。
「専門学校を卒業後、営業職を5年やっているな。働きながらプログラミングスクールに通っているな。なかなか骨がありそうだな」とか。
また別のケースでは、、、「4年制大学卒業後すぐに就職したものの、数カ月で次の会社に転職しているな。そしてまた1年数カ月で転職か。入社前後で思っていたのと違ったのか、何か問題があったのか。。。 当社に入社してもまた同じような状況になったら嫌だな。」とか。
良い悪いというようりも、会社にマッチするかどうかを考えます。

このように「外見」からブックルックチームとマッチするかを探る第1歩となります。採用しようという人がどんなに優秀でも、 ブックルックチームと合わない場合はお互いが不幸になりますから採用しません。
なお、この合う、合わないとは、これまでのお互いの成功体験についてどれほど共感し合えるかで判断できます。どうやって成功することができたのか、面接で是非お話いただき、またブックルックチームの話もお聞きいただき、判断していただきたいと思います。

次に「内面」に移ります。履歴書の右側には、取得資格、趣味、志望動機などを記載します。
資格欄では、何に興味を持ち、どのくらい努力しているのか判断できます。
「応募してきた職種については未経験ではあるものの、1年前から関連する資格取得をしているな。本気でこれまでと違う世界に飛び込みたいんだな。」とか。
または、「新しいことをやりたいという気持ちはあるようだが、まだ具体的な行動には至っていないようだな。」ということが伝わります。

趣味についても人となりを表現するチャンスです。仕事以外に一所懸命に取り組んでいるものがあれば、それもアピールするとよいでしょう。万が一、仕事に支障が出る恐れがあるような趣味であれば、それも素直にあらかじめ記載しておくことも誠意のある行動だと思います。
ちなみに、私が20~30歳くらいのときの履歴書の趣味欄には「仕事」と書いてありました。本当に仕事が好きだったので。。。むしろ仕事以外何もありませんでした。休日もパソコンのキーボードをたたいてました。人によってはさみしい人だな、と思われたかもしれません。

そしていよいよ本題の「志望動機」です。
採用担当者は履歴書の「外見」からブックルックチームと合う、合わないを推測し、同じく履歴書の「内面」でその人の興味だけでなく、行動力、実現力、継続力などを推し量ります。そしてそれらのモチベーションとなっているものは何なのかに関心が移るのです。

志望動機の例としては、 「あなたは紺色が好きなようですね。私も紺色が大好きなんです。紺色のモノを見ていると心が落ち着き、頭がすっきりします。仕事に集中できるだけでなく、創造的なアイデアが湧いてきて、いろいろ試すことが多くあります。」というものです。これは紺色好きのモチベーションが書かれています。履歴書には不相応ですが、例を説明するために分かり易い内容にしてみました。

例の冒頭では、私(求職者)があなた(求人・会社)をどう思っているかが書かれています。あなたは紺色が好きですよね、と。
会社をどのように見て、どこを取り上げるかは人それぞれです。思想や経験によりさまざまあるでしょう。だからこそ、採用担当者はここに大変興味があります。応募してきた方がブックルックチームのどこに着目し、どうして志望したのか。また、当然、採用に応募する前に会社のことを調べてきているはずだと思っています。

しかし、未経験者は応募しても面接まで至ることが少ないため、手当たり次第に応募しているケースも見られます。そのため、応募する会社のことをほとんど調べずに、汎用的な志望動機を記載した履歴書を送っています。
毎日何枚もの履歴書に目を通している採用担当者にはそれはすぐにわかります。

また、「大企業で安定している」「世間に注目されるサービスがある」「優秀な社員が集まっている」「働き方に柔軟性があってリモートワークができる」「福利厚生が充実している」という内容も、思うのは悪いことではありませんが、相手に自分を伝えるためのツールである履歴書の志望動機欄にはふさわしいとは言えません。
それは、give and take の take、つまり自分が得ることに着目した内容だからです。
話しを広げたい(書類選考から面接に進みたい)なら、give につながる会社の特徴を取り上げるとことがポイントです。
よくある分かり易い例では、「成長段階にある御社にとって、大型プロジェクト経験が10年以上ある私が貢献すべきことがたくさんあると思い志望しました」とか、「ベテランが大勢いらっしゃる御社にとって、営業で鍛えられた明るさで職場を活気づけられると思い志望しました」などです。

次に、未経験である私(求職者)ができるようになれると思う理由を書きます。
どんなに会社にマッチしても、仕事ができなければ悲しい結果になってしまいます。採用担当者はできるかできないか、できそうならどのくらいの期間で求めるレベルに達成するか、最悪でも出来なかった場合に他の仕事を任せられるかを確かめます。

やはり、全く見たことも触れたこともないのに、すごいと思ったからとか、やってみたいと思ったから、といった漠然とした理由ではできる、できないがわかりません。
少しでも実際にやってみることが大事ではないでしょうか。
プログラム開発であれば、どのくらいの時間でできたのか、何を何時間かけたのか記録しておくと大変すばらしいと思います。
やってみれば、自分でできるかできないかわかりますし、説得力も出てきます。
例えば、「お問い合わせフォームを2週間かけて開発し、自分でもプロとしてやっていける自信を持ちました。書籍を読みUIにも興味を持ちました。」となれば、できそうかどうか判断もできますし、プログラム開発ができなくてもフロント系の仕事を任せることもできそうだと思われるでしょう。

次に、頑張れる理由を書きます。
未経験者にとって、入社後はいばらの道です。一緒に仕事をする仲間に1日でも早く追いつかなければなりません。いつまでもお荷物ではいられません。
やるべき仕事がたくさんある上に、1つずつ時間もかかるでしょう。帰宅してから自習をすることも欠かせません。
なぜ、そんな努力をしてまでも未経験の職に就きたいのでしょうか。その思いを、またはやりたいと思ったきっかけなどを書くとよいです。

最後に、「御社に就職できたら精一杯頑張ります。いろいろ教えてください」とか「仕事を通して学びたいです」は社会人として好ましくありません。それなら学校に行ってください、ということになります。
会社は生産の場です。未経験者であっても何かを産み出し、その対価として給料を得るのです。先述したgive and take です。take、take、takeでは採用したくてもできません。
未経験ですから入社当初はできないのは仕方がないです。
だからこそ、90日後を目安にどのくらいできるようになりたいか、学習は自宅でできる準備ができているのか、といったことを考えると、自然と「教えてください」から「貢献します」になると思います。

ブックルックチームでは、プログラマーやシステム管理者を募集しています。是非チャレンジしていただきたいと思います。

株式会社ブックルックチームは10歳になりました!

お客様、お取引様、会社のご近所の方々、チームのメンバーやそのご家族の方々など、非常に多くのご支援をいただいております。深く感謝申し上げます。

この10年、お1人お1人との出会いがあり、お叱りをいただき、教えていただき、褒められることもありここまで成長することができました。
ブックルックチームが取り組んでいる成長とは、売上、利益、社員数の増加ではなく、提供する技術サービスの質、量、幅です。
成長のモノサシは会社やビジネスモデルによって違いますから、売上、利益、社員数などを成長目標とすることを否定するものではありません。
ブックルックチームでは、お客様の求めに応じ、自分たちが目指すことでできることを一所懸命に取り組んできた活動の中で、技術サービスの質、量、幅に良い変化があったときに成長を実感することが多々ありました。
会社目標の設定について社内で議論したこともありましたが、やはり「売上?規模?違うよね」という結論で明確には設定してきませんでした。
しかし、お客様のビジネスが成長し、環境が変化し、やるべきことも変わり続けています。それらの変化を機敏に察知し、迅速に対応していくことが私たちのミッションであり強みでもあります。
そのための準備も怠ることなくしてきました。変化を予測し対策を施しておくことや、それらの仮説と検証を繰り返すことなどです。

成長の過程でたくさん失敗してきました。その度に対策してきましが、まだまだ解決しなければならないこともあります。
設立からの10年を振り返れば成長はしているものの、なかなか解決できていない課題もあります。
それらの課題に取り組む必要もありますし、新たにチャレンジしていきたいこともあります。

ブックルックチームでは、次の10年はこれまでよりもっとお客様に、社会に貢献できるチームとなるための準備を既に始めています。それは人材の獲得と育成、新たな仕組み作りです。
ブックルックチームの資産は人材です。
システム開発により完成した情報システム(資産)は、時間と共に陳腐化が進みます。技術革新のスピードが早ければ早いほど陳腐化も早く進みます。
その時間に反し、情報システムの資産価値を高めるのは人材です。本当にお客様が求めているものとは何なのか、お客様と対話していくことが欠かせません。また、改善・改良だけではなく、時に機能を減らすといった引き算の発想も必要です。

そのようにして、今後ますます高度化する情報技術を駆使し、チーム一丸となってみなさまに貢献して参ります。
末永くどうぞよろしくお願い申し上げます。

株式会社ブックルックチーム
代表取締役 小山内裕