東京都の新型コロナウイルス感染者の属性を分析してみました。
まず、20~50歳代の感染者が飛び抜けて増加していることがわかります。
次に、ピンポイントで対策するのであれば、30歳代の感染防止策が必要でしょう。30歳代は同年代の間で感染を広げており、次に20歳代へ感染を広げる可能性があるのではないかと思われます。
1月下旬に武漢からやってきた男女3人の新型コロナウイルス感染が発覚してから約2週間の沈黙の後、70歳代を中心に感染が広がりました。
次に50歳代へ広がり、3月下旬には40歳代が一番多くなりました。
4月に入ると40歳代と30歳代が高い増加率で均衡を続けますが、まもなく30歳代が飛びぬけ最も感染者数が多くなりました。
30歳代はトップに立つとその勢いを増し、圧倒的な地位に就いたように見えます。
ここまでを見ると、社会の中で接する年代へ感染しているように見えます。年代の高い人から低い人へと順に感染が広がっていったことが推測されます。
この順番に従えば、次に注意すべきは20歳代の方々です。
特に30歳代の人と接する場合は、これまで以上に感染しないように注意が必要です。
東京都の年代別の人口で見れば、30歳代が198万人で40歳代が226万人です。30歳代は40歳代よりも1割少ないのに、感染者数では1割多くなっています。
30歳代は新型コロナウイルス感染者のリーダーです。
30歳代の方は自覚しているよりもっと慎重に行動すべきと言えるでしょう。
ここまでくるときっと30歳代同士で感染し合っているのではないでしょうか。
また、50歳代から40歳代へ、40歳代から30歳代へと感染が広がったように、次に感染者数が増加した30歳代から20歳代へと感染が広がるリスクがあります。
そして、20歳代に広がれば次に10歳代も感染リスクが高まります。
今ここで、30歳代を食い止めることが大事でしょう。
出典
東京都 新型コロナウイルス感染症対策サイト「 都内の最新感染動向 」
https://stopcovid19.metro.tokyo.lg.jp/
東京都の統計
https://www.toukei.metro.tokyo.lg.jp/juukiy/2020/jy20q10701.htm