原田保『組織能力革命』同友館 を読んでいたら、「ガイア仮説」がでてきた。
ガイア仮説とは『地球は、その上で多数の生命が共進化してきた結果、1つの生命体として機能し、保持されている』というもの。つまり、地球は1つの生命体で、地球上の空気、大地、人間などはその一部として機能しているに過ぎないということだ。これはこれで非常に興味深いのだが、私は「ガイア」に反応した。
「ガイア」とは何だろう。早速調べてみた。「ギリシャ神話の大地の女神、カオスの娘。ウラノスの妻。クロノスとタイタンの母。」とのこと。さらに「ローマ神話のテルス」とある。
またさらに疑問が増えた。ギリシャ神話とローマ神話の違いは何だろう。
ギリシャ神話とは『前2000年ごろ、ヨーロッパでもっとも早く文明化した古代ギリシャ人の信仰や儀式をあらわした神話。主に神々に関する多様な物語と伝説からなっている』。
ローマ神話とは『建国伝説の時代からキリスト教を国教とみとめるころの時代まで、古代ローマ人が保持し、実践していた超自然的な事象に関するさまざまな信仰や儀式をあらわす神話。初期ローマ人固有の宗教は、のちの時代にさまざまな信仰が混入したり、ギリシャ神話の影響を受けて神々を擬人化したりしてかなり変形してしまった。ギリシャ神話と同化している』
大地の女神(ガイア)は、天地創造以前の混沌を象徴した神(カオス)から生まれた。
そして、天空の神(ウラノス)と結婚して、収穫の神(クロノス)と巨人族の神(タイタン)を産んだそうだ。
日本書記に似ているな、と思い。以前読んだ本を引っ張り出してもう一度読んでみる。
天の神(いざなぎの神)と地の神(いざなみの神)は日本を作り、岩の神、砂の神、風の神、火の神などを作った。いざなみの神は自分が作った火の神(ひのかぐつちの神)により命を落としてしまう。そしていざなぎの神から日の神(天照大神)、海の神(すさのおのみこと)が産まれる。。。