タンザニアのインターネット事情

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タンザニアの大都市 ダルエスサラームを少し離れると、幹線道路沿いにたくさんの住宅が並んでいました。
車で100kmくらい走りましたが、この写真の風景がずっと同じ調子で続いていました。

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しかし、見る限り電柱や電線が見当たりません。
聞くところによると、電気が通っておらず、自家発電装置を使っているところがまだたくさんあるとか。

日本では、インターネットが始まる前から電話線がすべての家をつなぎ、鉄道が東西南北に走っていましたから、それらを利用することでインターネットを容易に普及させることができました。
しかし、ここタンザニアでは、日本のようなインフラは整っておらず、かつ携帯電話が普及しています。
今後、スマホでのインターネットアクセスが増えるのは当然といえるでしょう。
携帯電話の通信速度もどんどんよくなっていくでしょうから、光ファイバーを国中に張り巡らせようなどと考える人はいないと思います。

さて、携帯電話の料金ですが、プリペイド、通信料無制限で、1か月40,000TSH(2500日本円くらい)です。

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平均的な給料が3万円くらいだそうですから、その12分の1。
手が届かないほどではないですが、いつでもどこでもバンバン使うというところまではなかなかいかないですね。

だから多くの人は会社でブラウズするんですね。Youtubeもいっぱい見るとか。
有線でもADSLの1Mbpsとか2Mbpsが主流ですから、会社でそんなにアクセスされたらネットワークがビジーになってしまいます。
ある10Mbpsを引いているところのシステム管理者が嘆いていました。

日本のインターネット黎明期はコンテンツが少なくサイズも小さかったですが、今やコンテンツは膨大でおもしろい動画もいっぱいありますから、それを見るなと言われても難しいですよね。