テレビ・映画業界がオンデマンドでお金を稼ごうとしている矢先に

テレビ・映画業界がオンデマンドでお金を稼ごうとしている矢先に、ユーチューブで多くの個人たちが思い思いの映像を流し始めた。
この流れは誰にも止められない。著作権の問題は残っているが、加速するばかりである。あるデータによると、ユーチューブには毎分6時間分の映像がアップロードされ続けているという。
つまり、既に私たちは一生かけてもユーチューブの映像をすべて見ることはできないということである。

さて、倖田來未さんの一件について、メディアから流れるメッセージだけではなく、単純に事実を自分の目と耳で確認したかった。そのために、テレビに出演した時の映像が見たい、ラジオでの実際の発言をすぐに聞きたいと思った。ユーチューブで検索するといとも簡単に見つけることができた。しかも、複数のコンテンツがアップロードされていた。中には、アップローロドした人の意図が織り込まれて編集されていたものもあったが、未編集のものもきちんとあった。
私は未編集のものを見極めるためにいくつかのビデオを見なければならなかったが、それでも目的を達成することはできた。

マイクロソフトのヤフー買収についても、日本のメディアが流すメッセージ以外の情報を得ることができる。
たとえば、グーグルのCEO シュミットがヤフーのヤンに電話して、マイクロソフトの買収を防ぐ方法について話し合ったらしい。詳細は明らかにされていないが、ヤフーの検索サービスをグーグルにアウトソースするのではないかという「憶測」すらあるという。いずれにしてもグーグルは、マイクロソフトの今回の提案はインターネット業界の停滞を招くとして懸念している。
後日書きたいと思うが、グーグルとマイクロソフトは対極に位置している。そして誰が見てもマイクロソフトに分はない。だからヤフーの買収となるのは当然といえば当然の提案であるが、これはまだまだ些細な出来事であろうと思われる。