ESOT

ブックルックチームの根っこにあるもの|ESOTという行動方針

ブックルックチームには、毎日の仕事で迷ったときに立ち返る「軸」があります。それが ESOTという4つの指針です。

Execute Speedily with Ownership and Thanks!

行動し、速く動き、自分ごとでやり切り、感謝を忘れない。

ブックルックチームの行動方針「ESOT」は、この一文にすべてが凝縮されています。

  • Execute:考えるだけで終わらせず、まず手を動かす
  • Speedily:価値が最大化される“今”動く
  • Ownership:任された仕事を、自分の領域として最後まで責任を持つ
  • Thanks:仲間・家族・お客様…すべての支えに感謝して働く

このシンプルな原則が、私たちのスピード感・成長角度・チームワークを支えています。

  • スピード感を持って進めたい
  • 自分の領域を広げたい
  • チームと一緒に成果を出したい
  • 誠実に働きたい

このような価値観を持っている方なら、きっとブックルックチームで力を発揮できます。

E:Execute ― 行動してこそ価値が生まれる

どれだけ良いアイデアでも、実行して初めて意味を持ちます。そして、行動しなければ失敗も成功も手に入りません。ブックルックチームでは、「まず一歩踏み出すこと」を非常に大切にしています。完璧な計画より、「試してみる勇気」。これが仕事を前に進めます。

  •  まずは小さくやってみる
  •  動きながら改善する
  •  失敗も学びとして次に活かす

このサイクルが、これまで多くの新しいサービスや業務改善を生んできました。動いた人がチャンスをつかむ、これは会社の文化として根づいています。

S:Speedily ― スピードは競争力の源泉

IT業界で生き残るうえで、スピードは「あった方がいい」ではなく「必須」です。完璧を目指して時間をかけすぎれば、チャンスは簡単に他社へ流れてしまいます。そのためブックルックチームは、「まず形にする」「とにかく早く動く」ことを徹底しています。

  •  60%の完成度でもまずリリースし、改善を続ける
  •  情報が出た瞬間にキャッチし、すぐに動く
  •  迷ったら“速い方”を選ぶ

スピーディな実行によって、アイデアの価値が何倍にも膨らみ、結果としてお客様にも最速で価値提供ができます

O:Ownership ― 自分ごとで動く姿勢を大切にする

Ownershipは、ブックルックチームが最も重視している姿勢のひとつです。自分のタスクだけを見るのではなく、全体を「自分ごと」として捉えること。任された仕事を最後までやり切るのはもちろん、その周辺業務にも目を配り、チーム全体としての成果を意識して動きます。

  •  必要な情報は待たずに自分で取りにいく
  •  最適なやり方があれば提案する
  •  成果につながるなら担当外でもサポートする

「ここまでやればいいよね」ではなく、「どうすればチームがもっと良くなるか」という視点で動ける人が、最短で成長し、最も活躍できる環境です。

T:Thanks ― 感謝を忘れない文化

最後のThanksは、ブックルックチームの行動方針の中でも特に大切にしている価値観です。どんな仕事も、自分ひとりで成り立つものではありません。日々支えてくれるお客様、仲間、家族、その存在があってこそ、自分の力を発揮できます。

  • 小さな助けにも「ありがとう」を伝える
  • 期待して選んでくれたお客様に誠実に向き合う
  • 仲間の成功を心から喜ぶ

感謝を前提とした行動は、自然と職場の空気を柔らかくし、チーム全体の安心感協力体制を作ります。ブックルックチームの働きやすさは、実はこのThanksが支えている部分が大きいです。

ESOTはスローガンではなく、働く人を強くする習慣

掲げるための言葉ではなく、働きやすさ成果の両方を高めるためにある考え方です。私たちは、この価値観に共感してくれる仲間たちと、これからも働きたいと思っています。

札幌農学校の教育理念とブックルックチームの行動理念

北海道大学に勤める友人から札幌農学校のクッキーをもらいました。
赤ワインと一緒にいただくと一層おいしさが増し、ついついたくさん食べてしまいました。
そのクッキーの箱に入っていた紙に札幌農学校の教育理念が書かれており、改めてブックルックチームの行動理念について考えが及びました。

 

「Boys, be ambitious!」
アメリカから招聘されたクラーク博士が役目を終え、帰国するときに学生たちに送った言葉ですが、これは多くの人がご存知のことと思います。
さて、ではそのクラーク博士が招聘された北海道大学の前身、札幌農学校の教育理念はというと、「フロンティア精神」「国際性の涵養」「全人教育」「実学の重視」の4つです。
これがブックルックチームの行動理念、ESOTと通じるところがあります。教育もビジネスも人のため社会のためにどうしたらよいかといろいろ考えを進めていくと、行き着くところがこのあたりになります。

 

ESOTはExecute Speedily with Ownership and Thanks の頭文字をとったものです。
Execute Speedily は、良いと思ったことや価値の高いことはすぐに実行しよう、というものです。「実学の重視」の「実」と、「フロンティア精神」に通じます。良さそうなアイデアはいくらでも頭の中に浮かぶ、という人は少なくないでしょう。しかし、実行に移し、成し遂げる人、しかも迅速に始めるとなるとなかなか難しいものです。社会または自身の中に前例がない、あるいは事例が少なく、できるかどうかわからないからです。だからこそ未知の領域には魅力があります。楽しんで仕事だけでなく自分自身も開拓していくことを期待しています。

 

ESOTと英文にしたのは正に「国際性の涵養」の一環です。
英語の持つ意味を深く考え理解することは、グローバルに活躍するときに役立ちます。
共通言語と言いながらも、英語がネイティブだという人はほとんどいません。多くの人が第2言語で英語を使います。ネイティブではない者同士が英語でコミュニケーションを図るときに、自分が理解している単語の意味をしっかりと説明することが重要です。
また、ブックルックチームの特長を説明するときに翻訳しないでそのまま使えます。

 

Thanksは、「社会に感謝し、社会にお返ししていきましょう」ということを意図しています。社会というと広すぎるので、身近な所では両親、家族、先生、友人に置き換えても良いです。私たちは社会が積み重ねた歴史の延長線上に位置しており、社会の助けがあるからこそ生存できており、社会の求めがあるからこそ繁栄できるのです。すると、感謝する社会のために何ができるか、どうしたらよいかに考えが及びます。最高の仕事を成し遂げることがブックルックチームの使命です。

 
仕事の成果は、技術のみで達成されるものではありません。道徳や思想、芸術などの要素も含まれます。つまり「全人教育」がなされなければ最高の仕事は成しえないのです。
非常に簡単なので、若手のエンジニアほど技術の習得や経験に重きを置く傾向があります。しかし、技術は使われ方、使う人、使う状況などに応じて良くも悪くもなります。習得した技術をどう活かせるかは、感謝から始まる自己の内側の鍛錬にかかっているのです。