この曲を聴くとなぜだろう、鼻水が出る。
学校に行けない子どもたちにお勧めの1曲です。ぜひ和訳にチャレンジしてみよう。
大人たちにだって大切な友達がきっといるはず。気付いていないだけかも、あなたのそばにいる友達。
新型コロナの影響で、なかなか思うように人と会えない日が続いています。こんな時だからこそ、もう一度自分の人間関係を見直してみてはどうでしょうか。
名曲「君の友達」
トラブって落ち込んだ時、やさしさが欲しい時、ことごとくうまく行かない時、目を閉じて考えてみて。
私のことを思い出せたかな?
思い出せたんならすぐにあなたのそばに行って元気づけてあげる。
ただ私の名前を呼べばいいんだよ。
どこにいても、飛んでまた会いに来るよ。
いつでもとにかく私を呼んで。いつもそばにいるから。
だって友達でしょ。
空が暗く、厚い雲で覆われ、とてもつらいことがあったとき、よく考えて。
私の名前を大きな声で呼んでよ。
部屋のドアをノックする音が聞こえるはず。
まだお互いに知らないこともあるけど、これからでしょ。
冷たくするヤツがいる? そいつはきっと人を傷つけ、裏切るヤツだよ。
自分の気持ちに素直になってみよう。そのままにしたらダメだよ。
私の名前を呼ぶだけ。いつでもどこにいても会いに行くよ。
友達だもん。
これは「You’ve Got a Friend」の歌詞を意訳したもの。
「You’ve Got a Friend」は、Carole Kingのアルバム「Tapestry」に収録された1曲です。
邦題は、アルバムが「つづれおり」、曲は「君の友達」です。
正に今、新型コロナウイルスが世界に猛威を振るい、厚い雲で覆われています。まだ先が見通せず、この先どうなってしまうのかと心配で夜に目覚めてしまうこともあるでしょう。
一方で、会うことが限定されたことで大切な人が見えてきた人もいるのではないでしょうか。
ネガティブなことだけじゃなく、この新型コロナの後、誰とどういう関係を築いていくかも考えるきっかけになります。
なお、「君の友達」は 1971年にアメリカで発表され、ヒットした曲です。当時を知らない人でも聞いたことがある人は多いのではないでしょうか。
ニクソン・ショック
1971年のアメリカといえば、ニクソン・ショック。
当時のアメリカは政策的な社会保障費の増大、冷戦、ベトナム戦争の戦費により財政赤字が進み、ドルの価値が急落するドル危機に陥っていました。
世界は競って危なくなったドルをアメリカが兌換を保証する金に換え始めたことで、アメリカ経済はインフレが進み、国際競争力も低下していきました。
そこでニクソン大統領は1971年8月15日、ドルと金の兌換を停止するなどの経済政策を打ち出しました。
これにより世界は余り気味のドルの価値がさらに急落することになりました。
もうこれ以上ドルは要らないので、アメリカに物を売ることがなくなり、アメリカ国内は実質的な輸入制限により、国内経済の保護が進みました。
また、当時1ドル360円の固定レートでしたが、1973年までに変動相場制に移行するきっかけにもなりました。
今や1ドルの価値は1971年の3~4分の1になってしまってますね。