子どもであろうとも経営陣はリスクを取って

ある日の新聞に掲載されていた記事。

子どもたちの株式会社体験プログラム。
子どもたち4~5人のグループが、それぞれCEO、CFOなどの役割を持ち、事業企画を立案・提案する。
提案が受け入れられれば株式会社を設立し、親から1万円の資本金を、金融機関から1万円の融資を受け開業する。
準備段階を経て、実際に(限られた空間ではあるが)ビジネスを行う。
その結果から、分配あるいは返済するのであろう。
ここでフト気になったことがあった。
それは、この経営陣がリスクを取っているのかどうか、ということだ。
たとえば、借り入れに対する担保はどうなっているのだろうか。
経営陣がリスクをとっていないとすれば、昨今話題の崩壊してしまった資本主義の焼き直しに過ぎない。
人の金で事業を起こし、失敗したら「ハイ、さよなら」では困る。

恐らく、このプログラムを策定する段階で議論があったにちがいない。
何かしらの決断をするときに、夢を描く。
だが、その反面、失敗したときの悪夢もチラつく。
実際には、最悪の事態も想定し、リスクを管理しておくことがポイントだろうが、とにかく、夢とチラつく悪夢とのハザマで決断を下していく。

実際の中小企業の多くは、経営者自らもお金を出す。
だから、おこづかいを出すか、借り入れに対して担保を設定すべきだろう。
厳しいと思われる方もいると思うがこれが現実である。
もし、経営陣がリスクを取ったら、きっとこうなるだろう。
「うまくいけば報酬がもらえる」
「でも失敗すればおこづかいがなくなってしまう」
思い切ったことをするか、無難にまとめるか意見がわれる...

その結果、「借金は絶対ダメだ。特に金融機関から借りちゃダメだ。」という子どもが出現したら、ものすごーく役立つプログラムになると思う。

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