株式の期待リターンとリスク

市場価値は日々刻々と変化する。けれどもどこまで上下するのだろうか。
例えば、国内株式の場合、100万円投資した場合、3分の2の確立でマイナス13万円からプラス30万円の範囲で動く。逆に3分の1の確率でこの範囲を超える。
また、長期的にはインデックスと同程度に収束していく。

もちろんこれだけでは判断できないが、これを利用すれば売買の判断の助けになる。
例えば、100万円投資して、マイナス10万円になってもまだ想定の範囲内であるから、待ってみるのも悪くないかもしれない。

統計的に、株式と債権の長期的な期待リターンとリスクは概ねこんな感じらしい。
損益は「期待リターン±標準偏差」となる。

無題
さて、資産運用における重要なことは、リスクを管理することである。リターンを管理することはできないが、リスクなら管理できる。ここでいうリスクとは標準偏差のことである。
リスクを小さくするということは、この標準偏差のブレをいかに小さくしていくかということである。
分散がその一つの方法であろう。