Company Events

株式会社ブックルックチームは10歳になりました!

お客様、お取引様、会社のご近所の方々、チームのメンバーやそのご家族の方々など、非常に多くのご支援をいただいております。深く感謝申し上げます。

この10年、お1人お1人との出会いがあり、お叱りをいただき、教えていただき、褒められることもありここまで成長することができました。
ブックルックチームが取り組んでいる成長とは、売上、利益、社員数の増加ではなく、提供する技術サービスの質、量、幅です。
成長のモノサシは会社やビジネスモデルによって違いますから、売上、利益、社員数などを成長目標とすることを否定するものではありません。
ブックルックチームでは、お客様の求めに応じ、自分たちが目指すことでできることを一所懸命に取り組んできた活動の中で、技術サービスの質、量、幅に良い変化があったときに成長を実感することが多々ありました。
会社目標の設定について社内で議論したこともありましたが、やはり「売上?規模?違うよね」という結論で明確には設定してきませんでした。
しかし、お客様のビジネスが成長し、環境が変化し、やるべきことも変わり続けています。それらの変化を機敏に察知し、迅速に対応していくことが私たちのミッションであり強みでもあります。
そのための準備も怠ることなくしてきました。変化を予測し対策を施しておくことや、それらの仮説と検証を繰り返すことなどです。

成長の過程でたくさん失敗してきました。その度に対策してきましが、まだまだ解決しなければならないこともあります。
設立からの10年を振り返れば成長はしているものの、なかなか解決できていない課題もあります。
それらの課題に取り組む必要もありますし、新たにチャレンジしていきたいこともあります。

ブックルックチームでは、次の10年はこれまでよりもっとお客様に、社会に貢献できるチームとなるための準備を既に始めています。それは人材の獲得と育成、新たな仕組み作りです。
ブックルックチームの資産は人材です。
システム開発により完成した情報システム(資産)は、時間と共に陳腐化が進みます。技術革新のスピードが早ければ早いほど陳腐化も早く進みます。
その時間に反し、情報システムの資産価値を高めるのは人材です。本当にお客様が求めているものとは何なのか、お客様と対話していくことが欠かせません。また、改善・改良だけではなく、時に機能を減らすといった引き算の発想も必要です。

そのようにして、今後ますます高度化する情報技術を駆使し、チーム一丸となってみなさまに貢献して参ります。
末永くどうぞよろしくお願い申し上げます。

株式会社ブックルックチーム
代表取締役 小山内裕

ブックルックチーム オンライン全体ミーティング

オンライン全体ミーティングを実施しました!
遅くなりましたが、ようやく、開催できました。

新型コロナウイルス感染防止のための緊急事態宣言が発出されたら思わぬ制限がかけられてしまうかもしれない、そう危惧されたため、急いで在宅勤務に切り替えました。
その様は、まるで見えない敵の突然の襲来に、皆が散り散りに身を隠したような感じでした。

9月初めまでは経済状況は先が見通せず、さらに悪化する恐れもありました。そのため私は事業継続のための対策を優先し、メンバーのケアまで手が回りませんでした。
「大谷さんどうしてるかな」「高野さん大丈夫かな」「松本さん無理してないかな」そう思いながらも在宅勤務中のメンバーとはコンタクトを取らないまま時間ばかりが過ぎました。

そればかりが理由ではないでしょうが、立て続けに5人が下船しました。
船が揺れましたが、まだ多くの乗組員がいますから、持ち場を少しずつ変えながらまだ続く荒波を航行しています。

一方で、こんな時に新たに加わった若い船乗りが3人います。今回のミーティングを開催したことで、初めて全体に直接紹介することができました。
現在、この3人は、ブックルックチームの未来を担うべくトレーニング中です。

ブックルックチームを設立して10年目になりますが、日々の業務に忙殺され、人材育成が十分にできませんでした。
「もうこのままではいけない!」そう思い、7月に新人育成への投資を決め、カリキュラムやトレーニング資料を作成しながら進めています。ですから、今年の新人はトレーニングを受けながら、次の新人のトレーニング資料を作成しているようなものです。そういう意味では効率的とは言えないでしょうが、他ではできない経験ができていると思います。

新人3人は、それぞれに良いところを持っていてタレント揃いです。 優秀な人材です。これからの仕事の中で長所を最大限に活かし、成長し、結果を出すことに期待しています。

この荒波を全メンバーが一丸となり、各自の仕事を全うしています。その実行力に力強さを感じます。引き続き気を引き締め、邁進していきたいと思います。
そして、新型コロナウイルスの感染リスクが落ち着いたら、一緒にご飯を食べたり、旅行に行ったりしたいですね。

ブックルックチームの新型コロナウイルス感染回避対策の紹介 (後編)

前回の記事「ブックルックチームの新型コロナウイルス感染回避策の紹介(前編)」では、具体的な対策の紹介の前に新型コロナウイルスの経緯を辿りました。
今回はその経緯と重ね合わせながら対策を紹介します。

2020年1月

1月は、武漢から来たツアー客を乗せたバスの運転手から広がった感染事例や、個人タクシー組合の屋形船での感染事例が相次ぎました。世の中もパンデミックは避けたい、中国の武漢のようなことは避けたいと思っていたころです。
その1月下旬、ブックルックチームでは手洗いの徹底を呼び掛け始めました。
特に電車など多くの人と接した後は、オフィスへの入室前に手洗いを必ずするようにしました。
これが最初の対策です。

2020年2月

2月、大型豪華客船 ダイヤモンド・プリンセスでの船内感染が発生。ウイルスは船内に閉じ込められたままでしたから、陸の上の私たちはまだ楽観的で他人事だったのではないでしょうか。
しかし、2月下旬になると各地で小規ですがクラスターが散発している事態を受け、政府から新型コロナウイルスの感染症対策の基本方針が発表されました。
新型コロナウイルスは飛沫感染だけでなく、閉塞空間でも感染する可能性があるとされていましたので、手洗い、咳エチケットの徹底と、風邪症状があれば外出を控えるというものに加え、イベントの自粛が呼びかけられました。
ちょうどこの数日後にブックルックチームでは送迎会が予定されていました。イベントの自粛は強く要請されるものではなかったこともあり、相当みんなで悩みました。
私も送別会を辞めようと言ったら嫌われるかな、と思いつつも、もし感染者がいたとなればチーム全員が職務を全うすることができなくなってしまうため、リスクを避けるために断腸の思いで中止を指示しました。

その直後、2月27日、安倍晋三総理が全国すべての小中高、特別支援学校について3月2日から春休みまで臨時休校とすることを要請しました。
これには賛否両論が巻き起こりましたが、そこからもわかるように、世の中はまだ新型コロナウイルスに対して楽観的だったと言えると思います。

2020年3月

3月に入ると急速に悪化し始めたように思います。
2月は武漢からの入国拒否に限られていましたが、3月9日には対象が中国全土に広げられました。

ブックルックチームでは、3月中旬までの予防対策強化で感染の広がりを抑えることができるとされることを受け、3月19日までという期限付き(後日延長)で改めて次の対策を指示しました。
・オフィス入室前の手洗いの強制
・2時間ごとの喚起の徹底
・時差出勤の推奨
・10人以上の宴会の禁止

3月10日には、海外からの帰国者は2週間の自宅待機を決めました。

3月下旬には3つの密を避けることが推奨されたのを受け、宴会はすべて禁止としました。

3月30日 首都封鎖の話も出始めました。突然の外出禁止要請などが出され混乱することのないよう在宅勤務を開始しました。
諸事情により全員というわけにはできませんでしたが、社内の人は半分未満になりましたので、座席を移動して人と人の間を開けるようにしました。

2020年4月

4月7日、緊急事態宣言が東京、神奈川、埼玉、千葉、大阪、兵庫、福岡に発出されました。
お客様と調整し、在宅勤務者をさらに2名増やしました。

さらにブックルックチームに次のように行動制限を呼びかけました。
・改めて3つの密を避けること。
・各自で感染事例やデータを確認し、考え、判断して行動すること。
・人との接触を8割削減すること。
人との接触を削減するには、各自の想像力と工夫が求められます。
例えば、「過去1か月以上(または2週間以上)会っていない人との会う機会を持たない」。クラスターを構成する人が、ほかのクラスターに所属する人と会うことがなければ、感染リスクは限りなくゼロに近づけることができます。
また、高齢者や持病を持っている方との物理的な距離を開け、直接接する時間を減らすために「手紙を書いてみる」。
パソコンやスマホで文章は手軽に入力することができますが、あえて直筆で手紙を書いてみるのも自宅での時間の過ごし方としては有効的だと思います。

まだ終わりの見えない感染の広がり

「いい加減、ここから本気で取り組もうよ!」と言いたいところですが、すでに対策を始めている人は十分万全だと思います。問題はまだ甘く見ている人たちです。
「感染しても大したことない」などと思っている人は、健康はすぐに害さないかもしれませんが、経済的なダメージが巡り巡って必ずやってきます。生活に窮することになる前に、今のうちに行動を起こしましょう。

関連記事

新型コロナウイルス 東京都 市区町村別 感染者数 分析(2020/4/3)

ブックルックチームの新型コロナウイルス感染回避策の紹介(後編)(2020/4/11)

ブックルックチームの新型コロナウイルス感染回避策の紹介(前編)(2020/4/10)

新型コロナウイルスとの戦いには「衛生のロジスティクス」が鍵 -第3次世界大戦 ヒト対新型コロナウイルス- (2020/3/24)

ブックルックチームの新型コロナウイルス感染回避策の紹介 (前編)

4月7日、緊急事態宣言が東京、神奈川、埼玉、千葉、大阪、兵庫、福岡に発出されました。
私が思っていたよりも1週間遅い発出でした。

さて、ここまでの新型コロナウイルスの経緯をたどりながらブックルックチームでの具体的な取り組みを紹介したいと思います。

新型コロナウイルス 日本国内における感染初期の推移

日本国内での初めての感染確認

日本国内での初めての感染確認は1月26日。中国の湖北省武漢市に滞在し、帰国した神奈川県在住の30代の男性でした。

国内でのヒト-ヒト感染

日本国内でのヒト-ヒト感染の初めは奈良県在住の60代男性のバス運転手でした。
1月8~11日 バス運転手は、中国武漢市から来たツアー客を大阪から東京の空港まで乗せた。
1月12~16日 別の武漢からのツアー客を東京から大阪まで乗せた。
1月14日 発症し、医療機関を受診するが検査結果は陰性。
1月25日 新型コロナウイルスの感染が判明

そのバス運転手からの感染が発覚したのが1月23日頃、東京から大阪へ向かったバスに同乗したツアーガイド、40代女性でした。
さらに、1月30日頃、別のツアーでこの60代男性が運転するバスに同乗した20代女性の感染も確認されました。

乗客とバス運転手、バス運転手と感染した女性2人の接触機会はほとんどなく、ヒト-ヒト感染は推測の範囲を出ませんでした。
このとき私は、バス社内は狭いとは言い難く、ゆるい密閉空間なのに感染するのだろうか、と疑問にまだ思っていました。

屋形船での個人タクシー組合の新年会

1月18日、個人タクシー組合の新年会が、100人近くを乗せた屋形船で開かれ参加した。当時は雨が降っていたため窓を閉め切った状態だったと言います。そこに参加した東京都内在住の70代男性の個人タクシー運転手、1月29日に発熱を訴え医療機関を受診、2月13日に新型コロナウイルス感染者として確認されました。
後に、この屋形船に乗船した10数名の感染が発覚した。どうやら、1月15または16日に中国 武漢市からの観光客と接触した参加者から広がったとみられます。

このケースでは密閉された空間での飲食に注目されました。

大型豪華客船 ダイヤモンド・プリンセスでの船内感染

3,711人の乗員乗客のうち712人が感染し、7人が死亡した事例です。
2月1日 香港で下船した男性の感染が判明
2月2日 集団感染リスクが示されていたが船内でさよならパーティーが開催された。
2月3日 横浜港に寄港するが2週間の隔離が始まる
2月6日 船内で15人の感染者が判明
2月29日までに700人超の感染を確認しました。

あまりの人の多さに検査は何日にも渡って行われました。また狭い部屋から出ることが許されずストレスが溜まったり、運動不足になったり、思わず何日間も足止めされ持病の薬が切れてしまうなど、新たな問題が発生しました。

院内感染

台東区の永寿総合病院では院内感染により163人が感染し、うち患者20人が死亡しました。
院長は関連を否定していますが、2月に前述の屋形船で感染した人が入院した病院です。
3月20日前後に新型コロナウイルス感染症のアウトブレイクが発生し、患者、看護師で発熱が多発しました。
連日火消しに追われ、連日感染者数は増える一方でした。4月9日までに入院患者94人、職員69人に感染が波及する結果となりました。

3密

大阪市内のライブハウス4店舗で行われた8つのライブ参加者から83人の感染者が確認されました。
また、スポーツクラブでの感染も確認されました。
3月下旬までにこうした感染事例から、3つの密が共通項として浮かび上がってきました。
3密とは、密閉した空間、人の密集、密接して会話する、です。
多くのスポーツクラブ、ライブハウスなどは休業せざるを得ない状況になりました。

格闘技イベントK-1の強硬開催

そのような中、3月22日に、埼玉県知事から自粛を要請されていた格闘技イベント K-1 がさいたまスーパーアリーナで開催されました。
イベントには約6,500人が観戦しました。
3月24日に観戦者の中から発熱症状が出たという報道がありましたが、続報がないことから2週間以上経過した4月10日現在では、感染者は1人も出ていません。
K-1のイベントでは、入場できる観客を減らし、サーモグラフィによる体温チェック、マスク配布・着用、入場前のアルコール消毒、大声を出すことを禁止などの対策を行いました。

ブックルックチームの新型コロナウイルス感染回避策の紹介 (後編)」に続く

出典

・NIID 国立感染症研究所(2020/2/26)「国内初の新型コロナウイルスのヒト―ヒト感染事例」
https://www.niid.go.jp/niid/ja/diseases/ka/corona-virus/2019-ncov/2488-idsc/iasr-news/9425-481p02.html

・ Yahooニュース(2020/3/18)「ダイヤモンド・プリンセス集団感染「日本を責めることはできない」クルーズ船検疫の第一人者語る」
https://news.yahoo.co.jp/byline/kimuramasato/20200318-00168322/

・ 厚生労働省(2020/3/20)「新型コロナウイルス感染症の現在の状況について(令和2年3月20日版)」
https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_10351.html

・ 院長 湯浅祐二(2020/4/9)永寿総合病院ホームページ
http://www.eijuhp.com/user/media/shingatakoronauirusunituiteeijukai.pdf

・ 毎日新聞(2020/2/26)「新型コロナ 屋形船新年会で感染急拡大 関係者以外も確認 都「市中感染前提で対策」」
https://mainichi.jp/articles/20200216/k00/00m/040/154000c

・ 日本経済新聞(2020/3/19)「ライブハウス感染「終息」 大阪府、12日以降確認なし」
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO56990400Z10C20A3AC8000/

関連記事

新型コロナウイルス 東京都 市区町村別 感染者数 分析(2020/4/3)

ブックルックチームの新型コロナウイルス感染回避策の紹介(後編)(2020/4/11)

ブックルックチームの新型コロナウイルス感染回避策の紹介(前編)(2020/4/10)

新型コロナウイルスとの戦いには「衛生のロジスティクス」が鍵 -第3次世界大戦 ヒト対新型コロナウイルス- (2020/3/24)